交霊魔術のコラム〈第1回〉交霊魔術なぜ魔術で願いが叶うのか
魔術といえば、呪文を唱えたり人形を使って呪ったりと、おぞましく、胡散臭いイメージを持たれるかもしれません。しかし実際は違います。魔術には、願いを叶えるためのメカニズムが隠されているのです。
魔術の定義は魔術師によって多少バラつきがあるのですが、私はこう思うことにしています。「魔術師の相念、高次の力、潜在能力、宇宙パワー、すべてが合致して生まれる超常的な力」。そこには秘密のルールがあり、順序があり、必須要素があります。それらを規則どおりに調合することで、魔術師の意志に一致した変化が起こります。つまり、魔術とは宇宙の自然法則を利用した化学反応なのです。
また、魔術の世界では、“念じる”ということがなによりも強いパワーを生み出す要素とされています。ですから、「念じれば叶う」という言葉も、あながち間違いではないのです。たとえ、大規模で本格的な儀式を行なったとしても、本人が「バカバカしい」と思っていれば、叶うものも叶いません。強いイメージは、それを実現させるエネルギーを宇宙から呼び寄せます。そして、そのエネルギーが人間のアストラル体(意識の殻)に宿り、いつのまにか自分や他人の行動に影響をもたらすことがあるのです。この、アストラル体への影響が、魔術においてのカギ。アストラル体については、追々ご説明しましょう。
封を開けてみると、なかなか奥の深い魔術。このコラムでは、さまざまな魔術の真実をご紹介していきたいと思います。