0120-8888-50交霊魔術のコラム〈第3回〉交霊魔術魔術の種類
魔術とひと口に言っても、歴史や地域ごとに方法や目的が異なります。今回はその代表的なものを紹介しましょう。
白魔術
白魔術は古代ヨーロッパでは自然魔術とも呼ばれ、動植物など自然のパワーを利用して超自然的現象を起こすもの。ルネサンス時代の魔術師は自然科学にも精通していたといわれます。天使や精霊を呼び出して願いを叶えてもらいますが、特徴はその願いが自分のためだけでなく、他者のためにもなること。白魔術を使うことによって、害を受ける者がいないこと。黒魔術と区別されるようになったのは、古代エジプトの頃からだといわれています。
黒魔術
白魔術が他者の利益になり、害を与えないのに対し、黒魔術は他人に害を与え、利己的な願いを叶えてもらうためのもの。悪魔や悪霊を呼び出して、契約を交わす魔術を指します。悪魔を呼び出すには魔法陣を作り、生け贄なども用意しなければなりません。これを召喚魔術と呼びますが、悪魔に願いを叶えてもらうにはその代償を支払う必要があります。悪魔は呼び出した人間さえ利用しようとし、悪魔を自分に従えることができたのは、イスラエルの王、ソロモンだけだといわれています。
ドルイド魔術
５世紀頃までアルプスの北側ヨーロッパに住んでいたケルト人。多くの妖精伝説、民話、神話を伝えることで知られており、その祭司をドルイドと呼びます。森や木々などの自然と密接に結びつき、精霊や妖精を呼び出したり、生け贄を神に捧げたりすることによって未来を予言しました。ドルイドは文字によって魔術を残さなかったため、多くが謎に包まれています。
ブードゥー魔術
アフリカ各地からハイチ共和国へ奴隷として連れられてきた黒人たちの宗教がブードゥー教。ブードゥー教の司祭は魔術を使用し、病気を治したり、人々を助けたりして、政治力も持っていました。自然界の精霊を信仰しているのが特徴ですが、人形に針を刺すなどの呪術という一面も。また、ブードゥー教の儀式では死んだ者をよみがえらせることができるともいわれています。
錬金術
古代エジプト文明時に発祥した学問が始まりとされている秘術。非金属から金・銀を作り出そうとする試みで、科学技術としてではなく、魔術として分類されてきました。しかし、16世紀に錬金術師でもあり、医師でもあるパラケルススの出現によって、錬金術は魔術としても、医術としても価値が高いと認識されました。
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