超降神術のコラム〈第6回〉超降神術神通力とは
私ども超降神術の霊能者の中には、「神通力」を備えた者がいます。これは神とつながることで、ご相談者様にあらゆる徳と力を授けるものですが、「神通力」の解釈は様々。今回はそれらについて紹介しましょう。
「神通力」とは、もともと仏教、仏典の言葉。サンスクリット語の「アビジュニャー」などの訳語だといわれています。またインドの考え方が仏教に入り、中国で訳された言葉という説もあります。
仏教では仏、菩薩、諸天が有する不可思議、自在無礙の力を意味し、六つの神通力=「六神通」があると考えられています。
神足(じんそく)
天眼通(てんげんつう)
遠近大小に関わらず、どんなものでも見える霊能力
天耳通(てんにつう)
世の中すべての音・声を聞き分ける霊能力
他心通(たしんつう)
他人の考えていることを知る霊能力
宿命通(しゅくめいつう)
自分と他人の過去の状態を知る霊能力
神足通(じんそくつう)
思い通りにどこへでも行ける霊能力
漏尽通(ろじんつう)
煩悩をとり去ったことを確認する霊能力
インドの霊鷲山には500人の持明仙というマントラ(真言)を誦呪(じゅじゅ)し、神通力を得た仙人が住んでいたそうです。古代インドでは、苦行などにより高い境地に達した修行者は超自然的な能力を発現すると考えられていました。しかし、釈迦(仏陀)は一般に漏尽通を抜かした五通を悟りに関係がないとして否認したといいます。
釈迦(シャカ)の十大弟子の一人、目連(もくれん)は六神通に優れ、神通第一といわれました。その神通力を使い、死後の母親が苦しむ姿を見通し、飢えに苦しんでいるところへ食べ物を送りますが、食べ物は火に変わり、水を送れば水が薪に変わってしまいます。釈迦に従い、仏法で供養したところ、母、青提女(しょうだいにょ)が救われたといわれています。これがお盆(盂蘭盆会)の元になりました。
仏教では方便(教えを理解させるための仮の方法)として神通力を説くことがあっても、それに頼ることをよしとしていません。目連の例からも仏教によった行動の必要性を重視しています。
私ども電話占いミーティアの霊能者の神通力は仏教のそれとは趣旨がちがいますが、高次元に存在するエネルギーに波動を合わせ、教えを請うという点では共通しています。
神通力は特殊な霊能力を身につけた者しか発揮できない力ですが、皆さんも瞑想するなどして無心の状態を作り、高次元のエネルギーと交信を試みてはいかがでしょうか?