交霊魔術のコラム〈第6回〉交霊魔術魔術とハーブ
リラックスや健康増進のために、愛用者の多いハーブ。魔術の世界でも、古来よりハーブを重用してきました。今回はおなじみのハーブのちょっとした魔力を紹介しましょう。おまじないなどに応用してみてください。
バジル
ヒンズー教では聖なるものとして崇められているハーブ。故人の胸にバジルを置く風習があります。愛の印や惚れ薬としても知られていて、モルダビアではこのハーブの一枝を渡された男性は、その女性を永遠に愛するといわれていました。
ラベンダー
エッセンシャル・オイルが人気なこのハーブは癒し、恋愛、お金、保護、浄化など様々な用途で使用されます。愛を手に入れたり、相手を性的な虜にしたり、お金をためたりするような魔術まで、様々なエピソードが言い伝えられています。
ローズ
観賞用の花としても人気の高いローズは恋愛を代表する植物、美の象徴でもあります。恋人のいない女性が浴槽に入れて入浴すれば、すぐに素敵な出会いに恵まれ、恋愛中の女性が浴槽に入れて入浴すれば、相手と結婚できるといわれています。
ローズマリー
料理にもよく使われるローズマリーは、恋愛系の魔術でも良く使用されるハーブ。神経を興奮させる作用から、恋愛における刺激剤としても使用されます。また、愛の貞節のシンボルでもあるので、恋人の浮気封じの効果も。悪霊からの保護、浄化、ヒーリングなどの作用もあります。
ホワイト・セージ
最も代表的な浄化用ハーブのひとつとして、魔術、ヒーリング、物や場所の浄化などに用いられます。男性が粉末にしたセージを10日間日の当たらない場所に保存し、それを舌の下にひとつまみ入れて女性に会えば、相手は虜になるといわれています。
マンドレーク
マンドレーク(マンドラゴラ)は魔術の世界の中では最も有名なハーブのひとつ。悪霊を払う、幸運を招く、恋愛をもたらす、未来を予知する、不妊の治療など、実に様々な効果がエピソードとして残されています。