視える人、視えない人〈その3〉
先にご紹介したAさんは、まさに「霊が視える」体質の方でした。今回のご相談事の以前にも、たびたび霊的現象に遭遇しており、幼少期から現在に至るまで年に一度以上は必ず何かしらの霊体を目撃している、とのこと。
また同時に恋愛や人間関係であまり良い思いをしたことがなく、今回のような極端な例は初めてであったものの、自分が誰かを好きになると必ずといっていいほど原因不明のアクシデントが多発し、いつの間にかその恋人のとの関係も消滅してしまうのだと嘆いておられました。
人間というのは誰でも何かしらの関係因縁を有しているものですが、自分が交際しようと考えている相手が過去にどんな異性と付き合ってきたのか、といったことまでは本人に根掘り葉掘り訊かない限り、普通はわかりません。しかしAさんのような方の場合は、特殊能力者である故にそうしたことを無意識に感知してしまい、時にその悪い影響を強く受けてしまうことがあるのです。
極度に霊感の強い人、あるいは頻繁に霊が視えてしまう人は、人間関係において幸せをつかみにくいもので、特に恋愛や結婚が上手く行かない傾向が強く出てしまう、これは複数の霊能者の先生が、長年の鑑定業務を通じて得た結論になります。
今、この記事を読んでいらっしゃるあなたは「視える人」でしょうか。それとも「視えない人」ですか?「視えない人」であればかえって幸い。恋愛でも結婚でも、ご自分の努力と運の力で幸せへの道を切り開くことができます。また「視える人」であってもそれが軽度の範囲内であれば、恋愛や結婚の問題でラッキーな出来事を引き寄せることができるでしょう。
しかし、「視え過ぎてしまう人」は、常に警戒が必要です。できれば霊能者の先生にアドバイスを受けて、適切な修行をされることをお勧めします。また、それが叶わない場合は、いっそのこと、その「視えてしまう霊眼」を塞いでしまった方が良いのではないかと思われます。プロの霊能者の中には、そうした特殊な処置を行うことができる術者もおりますので。繰り返しますが「視える」ということは、必ずしも開運や幸運につながりません。霊感を高めて開運しようと安直に考えておられる方は、くれぐれもご注意ください。