高位霊とのチャネリングについて

高位霊とのチャネリングについて

優れたスピリチュアリストはチャネリングセッションで高位の存在と意識を通わせることが出来ます。そして高位の存在たちは、人生をよりよくする上での様々なメッセージを教えてくれます。「神」「仏」と呼ばれる超高位の存在と交信するのは生半可なことではありませんが、「自然霊」「天使」と呼ばれる高位霊、また「先祖霊」「守護霊」といった縁のある善霊であれば、修練を積むことである程度の交信が可能です。彼らは現世利益を得ることに価値を見出さず、例えば「ロト6の当選番号を教えてくれる」といった欲望を叶える行為には決して加担しません。しかし、人の魂がその生における使命を達成し、より高いステージに向かうための力を貸してくれます。現状を打破するためのヒント、進むべき方向性、といった事柄に関しては、その叡智を惜しげもなく分け与えてくれます。

高位霊の叡智を用いて恋愛を叶えることも基本的には可能です。ただし、その恋愛がその人自身に課せられた魂の使命にとってプラスになるものであることが条件です。例えば、前世において不貞の罪を犯した方がいるとします。そして現世に生まれ変わった際、「心に決めた人を愛し続けること、性的な誘惑に負けないこと」を使命のひとつとして課されてきたとします。そんな方が現世でも不倫恋愛を叶えようとしている場合など、高位霊は絶対にその叡智を貸してくれません。しかし、その方が運命の相手と出逢い、その相手を愛し続ける覚悟を決め、その上で恋を叶えたいと願っているのであれば、高位霊は魂の使命を達成するために、叶うためのヒントを授けてくれるでしょう。

なお、「神」や「仏」と呼ばれる超高位霊との交信は危険を伴います。日本のような多神教の神様は、概念として自然霊と同一のものであり、ある程度の交信も可能です。しかし、一神教の神様や、仏のような概念的存在と交信を計っても、我々一般社会を生きる人間が得るものはそれほど多くありません。神の意識は極めて強力です。また、自分以外の物に信仰心を持つ者、自分の教義と異なる考えを持つ者を許しません。そして仏の意識は途方もなく深遠かつ広大であり、実生活を生きる上で生じる問題の答えやヒントをもらおうとしても、禅問答のような答えしか返ってきません。彼らはあまりに強大な存在であり、彼らの存在に対して人ひとりの存在はあまりに小さなものです。「神」や「仏」と呼ばれる超高位霊との交信は悟りを開くために行うものであり、悩みを解決したり、生きる上でのヒントをもらったりするために行うものではありません。適切ではないということです。チャネリングセッションで悩みの答えや生きる上でのヒントを求めるのであれば、その相手は現世的価値観とある程度近い霊体であることが望ましいでしょう。