復縁成就の可否は空白期間の長短ではなく、元々の縁の深さに依存する

恋愛・結婚ジャンルの相談事の中でも、最も解決が難しいとされているのが「復縁」、「復活愛」に関する悩みです。恋愛というのは感情と本能の産物ですから、いったん離れてしまった相手の気持ちを変えて、再び好意を持ってもらうというのは並大抵のことではありません。また、こうした相談をされる方が真っ先におっしゃるのは「彼に嫌われてしまった私の性格（態度）を直せば、もう一度好きになってもらえるでしょうか？」という言葉なのですが、相手は理性ではなくて感情と心のレベルで冷めてしまっているので、自分の欠点を直したからといって、「じゃあ、もう一度、付き合い直そうか」とは、なかなかならないわけです。

ビジネスや他の対人関係であれば、自ら過ちを認めて是正することで失地回復できることもあると思いますが、こと恋愛事に関してだけは全く当てはまりません。まず相手の気持ち自体が変化しなくては無理ですし、さらに元々の相性の問題というものも横たわっています。つまり、理屈ではどうにもならない部分が大き過ぎるのです。ではどうやって相手の気持ちを変えるのか？一般的な人生相談、占い、霊能鑑定など相談のジャンルを問わず、まさにこの部分が焦点となるわけで、その点に言及しないまま「あなたが態度を改めれば、きっと相手も考え直してくれる」、「お互いにどこが悪かったのか、もう一度会って話し合うべき」といったありきたりな回答を出されても、悩みが解決することはまずないでしょう。

男性脳、女性脳という言い方がありますが、一般に女性というのは感情を司るといわれる脳幹部分が非常に発達しており、その価値判断には必ず情感が伴います。女の人がよく使う「生理的に無理」という言葉は、対象に対して著しい嫌悪の感情を抱いているという意味で、こうした強い感情を基盤とした価値判断がいったん下されてしまうと、後からそれが上書きされることはほとんどありません。一方、男性は価値判断においてもっぱら思考機能を用いるため、自分が下した判断が理屈に合わない、あるいは公平でないと気づけば、それを修正できる柔軟性を有しています。

こうした価値判断における男女差は恋愛という事象おいても同様に働くので、「女がいったん嫌いになったら、二度と好きにならない」、「女側からの働きかけで復縁することはあるが、その逆はない」といったことが言われるわけです。女性側に相手への未練が残っている限り、復縁の可能性は常に存在する、復縁成就は女性にのみ可能、ということが言えるでしょう。

彼氏にフラれて悲しみに打ちひしがれている、そこのあなたにも、まだまだチャンスは残されているのです！　そこで大切なのは前項で書いたように、「相手の気持ちを変えること」です。男性というのは思考が先行する生き物なので、自分勝手な言い訳や懺悔、支離滅裂な未練の言葉を尽くしたところで決して振り向いてはくれません。しかし、あなたが自分の優位性をきちんと示すことさえできれば、再び愛情が甦らせることは決して不可能ではありません。

男性の気持ちを変えるということは、すなわちあなたの優位性を示すことだと書きましたが、ここでいう優位性とはいわゆる「女力～オンナリョク」と呼ばれるものです。さらに霊能者独自の観点から付け加えると、「元々の縁の結びつきさえ強ければ、一時的に別離することがあろうとも、いつかは必ず再び結びつく」ということも断言できます。「別れてからの期間が長くなるほど、復縁は叶い難くなる」というのは、全くの誤解です。たとえ３年、いや５年以上離ればなれになっていたとしても、結びつく宿命を負った男女であれば必ず再会して元の鞘に戻ります。ですから霊能鑑定においては、まず相談者と相手の男性の縁の強さを見極め、もし弱い場合にはそれを強化する方法（各種祈祷術や想念トレーニング）を採り、次いで「オンナリョク」を上げるための適切なアドバイスをするという対処を行います。

優れた霊能者の目にはあなたと相手の男性双方の、内面と外面がくまなく見えています。相手の心の奥に眠る理想の女性像（アニマ）がいかなるものであるのかも手に取るように分かるので、その理想像に沿った形に相談者自身が変化できるよう、様々な助言を与えるわけです。口では「か弱くて優しい女が好きだ」と言っている男性でも、心の奥底ではバイタリティに溢れた力強い女性を求めているかもしれません。その真の嗜好性は外側からは容易に窺えませんが、霊能者は即座に感知できるので、「バリバリ仕事をこなすキャリアウーマンタイプにイメージチェンジして、その上で彼に再アタックしてみてください」とアドバイスします。

霊的に見た縁の強さというのは、先祖の縁と前世（前世）の縁を指します。結婚する宿命にある男女は、赤い糸の縁（えにし）で結ばれているとも言いますが、これは男女相互の先祖霊（家系霊）同士の関係が良好で、なおかつ前世やその前の過去世においても、２人が恋人ないしは夫婦の関係であったことを意味しています。なお海外のスピリチュアリズムでは、先祖霊同士の縁の部分を省略し、代わりに前世の縁のみをクローズアップしてソウルメイト、あるいはツインソウルなどと呼称しているのですが、仔細に調べればこの場合も、ソウルメイトとは同じ霊団に属している魂同士の繋がりであり、同一霊団とはすなわち似通った系統の先祖霊という意味合いも含んでいることが分かるのです。

復縁に関する相談を受けた霊能者は、もし先祖霊同士の結びつきが弱ければおのおのの霊団への働きかけによってこれを強化しますし、仮に敵対して憎み合っているような家系同士であっても、先祖因縁の解消という形でマイナスの影響を排除します。また前世を含む幾代かの過去世で幸福なカップルとなりえなかった関係だったとしても、祈念による過去世浄化やヒュプノセラピー（前世退行催眠）などの手法で解決しますので心配は無用です。

しばらく時が経てしまったけれど、昔の恋人がどうしても忘れられない。彼とやり直して幸せになりたい、と願っている方は、ぜひ一度、プロの霊能者が行う鑑定相談の扉を叩いてみてください。