感受性が高すぎて困る!?スピリチュアル能力・エンパス体質診断
人間誰しも感受性や共感力が備わっていますが、人によって差があります。他人の気持ちがまったく理解できない人が一定数いる一方で、他人の感情や痛みを敏感に感じ取ってしまう「エンパス体質」の人も存在するのです。今回の記事では、6つの項目からエンパス体質診断ができます。HSPとの違いやエンパス体質との向き合い方を紹介するので、人間関係の悩みが尽きない人や他人と過ごすと疲れやすい人はチェックしてみましょう。
エンパス体質~共感力が高い人
エンパスとは共感を意味する「empath」が語源で、共感力が高い人を指すスピリチュアル用語です。特徴は相手の気持ちが自分のことのように理解できること。他人に寄り添う・自分の意見を主張せず協調性を重視する・他人の意見を尊重できるといった優しい人格です。
しかし、このような人格に当てはまる人は世の中に多くいるでしょう。決定的な違いは感情だけでなくオーラやエネルギーをも読み取ること。つまり、エンパスは非科学的なスピリチュアル能力を持っているのです。
エンパスとHSPとの違い
エンパス体質は非科学的なスピリチュアルな能力がある一方で、HSPにはスピリチュアルな能力はなく心理的要素が強いのが大きな違いです。相手の気持ちを感じ取る力を例にすると、HSPは相手の立場になって寄り添いますが、エンパスはそれに加えてその人が放つオーラや気を見ることができます。
もう一つの違いは感受性と内向性の割合。エンパスもHSPも感受性と内向性を持ち併せていますが、内向性が高いのがHSPです。エンパス体質は霊感が強く多角的に感情を汲み取るため、HSPよりも感受性が強いのです。
エンパス体質診断
診断① 霊感が強い
エンパスはスピリチュアル能力が高く、霊や高次の存在を敏感に感じ取る強い霊感を持っています。HSPも場の空気を察知する能力は一般人よりも長けていますが、エンパスは地場のエネルギーを直に受け取ります。雰囲気が良いか悪いかよりも、目に見えないエネルギーの強さや質がわかるのです。
そのため悪いエネルギーが充満する場所にいると、負のエネルギーの影響で体調に異変が出たり気持ちが落ち込んだりします。霊的存在を常に感じやすい人や、オーラやエネルギーを感じ取れる人場合はエンパスの可能性が高いでしょう。
診断② 他人のケガと同じ部位が痛む
ケガした人や心が傷ついている人を見ると、同じようにつらくなる人は多いでしょう。特にHSPは人の気持ちに寄り添えるため自分のことのように一緒に考え共感してくれます。エンパス体質も同様に相手の感情の痛みを受けてしまいます。また、エンパス体質は感情のみならず物質的な痛みを伴うのが特徴。
相手が右足をけがしていたら自分も同様に右足に痛みを感じるのです。また、可視化できない体の内部に潜んでいる病気もわかります。胃が弱い人といると同じように胃が痛むなど、相手の病気を無意識に知ってしまうことがよくあるのです。
診断③ 動物の感情が読み取れる
エンパス体質が感じるのは人間の感情だけではありません。感情や言葉がわからない動物や植物の意識を感じ取り見抜くことができるのです。テレパシーと違う点は共感力。テレパシーは動物の感情を読み取れたとしても、感情までは正確に理解できません。
一方でエンパス体質は動物の気持ちすら察するのです。そのため、エンパス体質の中には動物の痛みや気持ちがわかるため、肉や魚介が食べられず、意識的に野菜のみを食すベジタリアンになるケースがあるようです。
診断④ 嘘がわかる
エンパス体質は相手の表情を見ただけで十分に心境を理解できますが、さらにその奥にある心の内側までわかるのです。そのため、嘘を見抜くのはエンパスにとって簡単なこと。偽善やその場限りの嘘、お世辞などすべてお見通しなのです。もちろん本人は興味本位で覗いているわけではなく、何もしなくともわかってしまうのがつらいところ。
HSPも相手の感情が理解できますが、敏感なだけで確信が持てないこともあります。常に相手の嘘や演技を見抜いていたらエンパス体質の可能性がかなり高いでしょう。
診断⑤ 共感すると感情を見失う
HSPは相手の感情に敏感で一緒に笑ったり泣いたりしますが、自分を見失うことはありません。エンパス体質は共感力が高すぎるあまり相手と自分の感情が混同してしまいます。相手が体験したことを、あたかも自分の記憶として処理してしまうことがしばしばあるようです。
印象に残る会話についても自分の体験談で自分が話したのか、それとも相手から聞いた話なのかわからなくなります。このような経験がある場合はエンパス体質の可能性があると考えられるでしょう。
診断⑥ 人混みが苦手
これまで説明した通りエンパスは相手の感情を受け取るだけでなく、ときに強く感情移入してしまいます。そのためイベント会場や映画館など人が密集している場所や、満員電車や行列など密な空間が苦手です。見知らぬ人であっても同じ空間にいるとその人の感情や念が流れ込んでくるのです。人がいる分だけ複雑に混ざり合い多く受け取ってしまうので、気分や体調が悪くなりやすいでしょう。
人が多い場所に行くと高確率で感情が不安定になり思考がまとまらなく人は、他人の念を受けやすいエンパス体質といえるでしょう。
エンパス気質との向き合い方
自分がエンパスの場合
この診断で自分がエンパス体質だとわかったら素直に認めましょう。エンパス体質を受け入れることですべての辻褄が合うはずです。メンタルが不安定になるのは心が弱いからではなく、他人の感情に共感してしまうからです。ストレス耐性が低いのも、他人よりも感受性が強いため疲弊しやすいのが原因です。
このように一つひとつ原因を追求していくと、最終的に「エンパス体質だから仕方ない」と割り切れる強さを持てるでしょう。
相手がエンパスの場合
身の回りの人がエンパス体質か正確に判断するのは難しいですが、診断結果が当てはまる人がいたらエンパス体質の可能性が高いでしょう。エンパス体質は本来明るい人も多いはずですが基本的に消極的です。能動的になるほど周囲の感情を強く感じてしまうので余計なことをしたくないのでしょう。必要以上にため込むためストレス発散が必要なのです。
そのため運動に誘うのがおすすめです。身体を動かすと幸福感を覚えるドーパミンというホルモンが分泌され、気分が前向きになります。また、運動中は無心になれるため他人の気を感じて気疲れすることもないでしょう。
エンパス体質はスピリチュアルな能力
エンパス体質は一般的な認知が低くHSPやうつ病と混同されがちです。中にはエンパス体質を病気だと思っている人もいるかもしれません。また、周囲に相談したところでスピリチュアルな能力への理解が乏しく、一人で抱え込んでしまうケースが多いでしょう。共感力が高いと疲れますが、人の心に寄り添えるのは何よりの武器なのです。看護師や介護士など人に奉仕する職は能力を開花できるかもしれません。エンパス体質の能力を求めている人は人の役に立ち、たくさんの人から求められているのです。