不運のときこそ習慣化!神様からパワーを授かる開運月光浴のススメ
月光浴とは、月のエネルギーを体内に吸収し運気を上げる開運法です。「月の光を浴びるだけで開運するわけがない」と疑う人もいるかもしれませんが、人間の心身と月は古来より密接な関係があるのです。今回は、月光浴の方法と効力を紹介します。さらに、月光浴の注意点や月エネルギーを利用した運気の上げ方を解説します。大いなる自然のパワーで自分本来の魅力を取り戻しましょう。
月光浴とは
月光浴とは、その言葉の通り月の光を浴びること。太陽の光を浴びる日光浴と比較して、ややマイナーな開運法かもしれません。太陽は陰陽道で「陽」の気を表し、日光浴をすると心身の活性化や脳の覚醒など動のエネルギーが充足します。一方で月は「陰」の気を表します。陰とは静寂、休息、鎮静を意味するため、月光浴では浄化や成長など静のエネルギーを呼び起こすのです。
月の神秘エネルギー
月が人体と密接に関係している理由は大潮。大潮とは太陽と月と地球が一直線上に並ぶ時期を指し、新月や満月の前後数日間で起こる現象です。月の引力は海面の潮の満ち引きを作ります。地球上で約7割が海のように人体の水分量も約7割で、さらに月の満ち欠けの周期が約29日であることから、人体の生理現象やメンタル面に多大な影響を及ぼすのです。
「月読命」の存在
太陽が「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」として神格化されているように、月もまた「月読命(つくよみのみこと)」という神として見られています。日本神話では、天照大御神と日本の建国に関わる「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」に並ぶ最も尊い神とされています。月読命は「月の月齢を読む」という意味を持ち、月の満ち欠けや潮の満ち引きを司るのです。さらに「読」を死者の世界を指す「黄泉」と表し冥途の神とする説もあります。
月光浴の方法
タイミング
月光浴はいつ行ってもいいですが、月の満ち欠けが起こる満月から新月のタイミングで行うのがベストです。満月には「解放」の意味があり執着や古い体質、腐れ縁といった負のエネルギーと決別できます。新月は「始まり」を表し、新たな出会いや挑戦など可能性を広げてくれる時期です。つまり、満月から新月のタイミングで行うと月のパワーを最大限に受けられるのです。
場所
月光浴の場所に指定はありませんが、最もリラックスできる場所を選びましょう。窓を開けたりベランダに出たりすると、月のパワーを存分に吸収できます。何も特別なことをする必要はなく、ただ月を眺めるだけで十分な効力があるのです。
時間帯
月光浴は満月から新月に変わるタイミングがベストで、特に満月の日から前後2~3日が月の効力を得られるとされています。時間帯についても決まりはありませんが、丑三つ時である夜中2時前後は避けましょう。魔や鬼といった悪が暴れる時間帯なので、月の効力よりマイナスエネルギーが優勢になる恐れがあります。そのため、0時を過ぎる前に終わらせるのがベターといえます。
月光浴の注意点
天候で効力は変わらない
潮の満ち引きが天候に左右されないように、月光浴も天候によって効力が変わることはありません。ただし、月が雲に隠れていると神秘的な美しさが半減してしまうため、せっかくなら月がきれいに見える夜を選ぶという考えの人が多いようです。月本来のパワーはさることながら、視覚的に得られる効果も大切かもしれません。
雑音・雑念から離れる
月光浴を行う際は自然のエネルギーを吸収することに集中しましょう。月の光を浴びて心身が癒される感覚や浄化している状態を意識することで効力を得られるのです。そのため月光浴中はテレビやスマホ画面を見ることはぜずに、雑音や雑念から離れましょう。
月光浴がもたらす効力
① リセットできる
新月は満月とは違い地球上から月の姿が見えないため、パワーを吸収できているのか不安になるかもしれません。しかし、地球上から見えないだけで月自体は存在しているため、満月同様に月光浴の効力は十分に期待できます。新月は月齢いうと0であり、始まりと創造を意味します。転職や新たな出会い、開業、転居など新たな挑戦をする際に味方となってくれるでしょう。月光浴は執着や後悔といった過去をリセットし、運を開く効力があるのです。
② 精神が安定する
月の光を見ると幸せを感じるホルモンである「セロトニン」が分泌されます。沈んだ感情を拭い去り、心をポジティブにしてくれるのでおのずと精神が安定します。また、外界からの害をリセットする効力もあるのです。直接言われた悪口や妬みなどのネガティブエネルギーはもちろんのこと、知らず知らずのうちに受けてしまった他者の念をリセットできます。外界の害を取り除くことで自分らしさが戻り、精神が安定するのです。
③ 安産・子宝に恵まれる
生物を構成する水分が、地球の引力に影響されていると考えられています。また、月のエネルギーである「陰」は「静」のほかに「女性性」を示すので、男性よりも月のパワーを受けやすいのでしょう。満月の夜に大量のウミガメが産卵するように、月の満ち欠けは人体のみならず生物の命と深く関係しているのもその例です。「満月の日は安産になる」と古くから言われることから、月光浴を行うと子宝に恵まれるという説や、子どもを授かりやすくなるといった考えがあるのです。
④ 浄化作用がある
体内のマイナスエネルギーの原因は、他者の念や取り憑いた悪霊だけではありません。邪念や嫉妬心、未練、マイナス思考といったネガティブエネルギーは自分自身が作りあげたものです。月光浴は外界からの邪念や霊による障害を払拭できるだけではなく、自分自身が作り溜め込んでしまったマイナスエネルギーを消し去る効力もあるのです。心の浄化によりポジティブ思考になれるほか、疲労感が取れたり視界が明るくなるなど、身体的にもプラスの変化を感じられます。
月光浴の運気の上げ方
① 財布を休ませる
月光浴をする際に一緒に財布にも月の光を浴びせると金運上昇が期待できます。風水上でも常にパンパンな状態だと財布が疲れてしまい、金運が逃げるので、定期的に財布を休ませるのが良いと考えられているのです。金運を上げる月光浴はまさに財布を休ませる絶好のタイミングといえるでしょう。方法は簡単で中身をすべて取り出し空にした財布を月の光にあてるだけです。また、財布を置く際は直置きせずに布やハンカチを敷いて丁寧に扱うと運が入りやすくなります。
② 願い事をする
月光浴の際に願い事を月に祈ると叶いやすくなります。例えば解放を表す満月に行う場合は、仕事や家庭の悩みが解消するようにお願いすると解決に向かう可能性があります。また、始まりである新月では、今後の目標を月に宣言すると順調に実現するかもしれません。ただし欲張りすぎは煩悩となり穢れの原因となります。貪欲はスピリチュアル的に穢れと同じです。願いが叶いにくくなるため、本当に叶えたい思いだけを月に祈りましょう。
月光浴で開運しよう
月光浴は浄化作用や気を満たすほかに開運効果が期待できますが、邪念を生むと十分な効力は得られません。欲や不浄の念を取り去り清い心で月を鑑賞するのがポイントです。月の神秘エネルギーを取り入れれば運が味方に付いてくれるでしょう。